失敗しないキャンツーギア選び（灯火類）

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失敗しないキャンツーギア選び(灯火類)

キャンプの夜を明るく照らすランタン・・・いくら大自然を満喫すると言っても、やはり灯りがなければ何も出来ません。慣れてきたら小型ランタンにヘッドランプぐらいは揃えておきたいところです。

ランタンにはLED、ガス、アルコールの３種類があります。使いやすい順は LED＞ガス＞アルコールです。でも風情があるのはガスやアルコールのタイプ。炎の燃える音がノスタルジックな雰囲気を醸し出します。アルコールはポンピングなどの作業があるので、どちらかといえば上級者向け。初心者～中級者はガスランタンかLEDランタンがおすすめです。

おすすめガスランタン

LEDランタンじゃ雰囲気でないって方にオススメなのがガスランタン。
やっぱキャンプは電気よりも炎の光の方がカッコイイですもんね！

ガスランタンには、ホヤ（グローブ）がガラス製のタイプと金属メッシュのタイプがあります。ガラス製のホヤの方が明るいんですが、落とすと割れます。金属メッシュのホヤは割れないのが利点です。

その他にガスカートリッジにOD缶（アウトドア缶）を使うタイプと、CB缶（カセットボンベ缶）を使うタイプの2種類がありますが、CB缶を使うタイプの方がコストパフォーマンスに優れています。理由は簡単、CB缶の方が安いからです。

ただしCB缶のガスをOD缶に詰め替えることができるアダプターを使えば優位性はなくなります。

ちなみにガスランタンの各メーカーは、自社のガスカートリッジを使用するように指示しておりますが、CB缶はもちろんのこと、OD缶の形状も基本的にどのメーカーも同じ（ゴムパッキンの有無はありますが特に問題なし）なので互換性はあります。（使用にあたっては自己責任でお願いします）

ガスカートリッジはそれぞれのメーカーが自社で生産しているのではなく、どこのメーカーもOEM製品となってます。例えばキャプテンスタッグ、サウスフィールド、コールマン、スノーピーク、SOTO、EPIガスは東邦金属のOEMです。でも各社共に「他社の製品を使ったら事故が起きるかもしれないから止めとけ」って警告してます。守銭奴乙ｗ

ただし缶の中身、つまりガス自体は各メーカーによって差があります。ブタンの配合率が高いガス缶は基本的に安く、イソブタンやプロパンの配合率が高いガス缶は値段も高いです。（スーパーやコンビニで売ってるCB缶の中身はほとんどがブタン）

ガス配合率の違いは燃焼に差が出ます。例えばイソブタンやプロパンの配合率が高いガスは、冬や高山など気温が低いところでもよく燃えますが、ブタンの配合率が高い安いガスでは気温が低いと火が付かないなんてこともあったりします。

それからガスランタンを使うためにはマントルを装着して空焼きする必要があります。ちょっとした儀式みたいなものです（笑）

ちなみにマントルも小型のテーブルランタン用の物は、ほとんどが互換性あります。空焼き後にホヤ部分に接触しなければ問題なく使えます。私自身プリムスのP-541用のマントルが高いので他社のマントルを使用してますが問題ありません。（こちらも自己責任でお願いします）

■プリムス　IP-2245A

世界中のキャンパーや登山家に愛用されている名器。テーブルランタンにおいてはこれを超えるものは存在しないといっても過言ではないかと。

30年以上も同じ基本設計で続いているというから驚き。機能、デザインともに秀逸。まさにキングオブランタン。